元カフェ経営者がおすすめするカフェ開業・経営の本12選

繁盛店を経営する飲食店オーナーには、共通した特徴・考え・姿勢がある

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こんにちは、福井(@aomorio)です。

1日に10店舗のカフェをまわったことがあるほど、カフェ研究しかしていない福井です。最近はちょっとペースが落ちてきました。

カフェをたくさん見てると、やはり繁盛している店とそうでない店があります。立地だったり売ってる商品にもよりますが、繁盛店は繁盛店なりの理由があります。

私の周りには飲食店経営者の知人が多くいますが、繁盛している飲食店オーナーには共通した考えや姿勢があることもわかりました。

今回の記事では、繁盛店を経営する飲食店オーナーに共通する特徴、考え、姿勢をご紹介したいと思います。

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目次

繁盛店を経営している飲食店経営者に共通していることはこれだ!

結論からいきましょう。この8つです。

  • 常に顧客志向
  • 従業員を大切にしている
  • 成功のイメージを持っている
  • 飲食店を経営する理由が明確
  • すぐに行動する
  • 決断が早い
  • 困難にあっても絶対にあきらめない
  • 常にベストを尽くす

それでは詳しく解説していきます。

①常に顧客志向

繁盛店を運営している経営者は常に顧客志向です。

顧客志向の反対は、製品志向や生産者志向と言われてます。

顧客志向(マーケット・イン)は、お客様のニーズを汲み取って商品やサービスを提供すること。
製品志向(プロダクト・アウト)は、自分たちの持っているリソースから売りたい商品やサービスを提供すること。

カフェ開業希望者の多くは、製品志向(プロダクト・アウト)で考えています。

「オシャレなカフェを開業したい」
「こんなケーキを売りたい」
「お皿やカップは好きなブランドに統一して」など。

そういった目標を持つことはとても大事ですが、それがお客様のニーズに合っているかは考えないといけません。

繁盛している経営者は、ある意味自分を押し殺して、常に顧客が求めるニーズに応えるような商品やサービスを提供しています。

②従業員を大切にしている

飲食店はチームプレイです。一緒に働く従業員を大切にしなければ成功は難しいものです。

繁盛している飲食店は、従業員が楽しそうに働いています。

坪30万円を売る(繁盛店!)居酒屋の経営者は「売上を上げようと思った時に、先に従業員の給料を上げて教育投資もしたら売上が上がった。」と言ってました。
その居酒屋は人材採用に困ることがなく、アルバイトが辞めても代わりに紹介で入ってくるそうです。
従業員を大切にしているから安心して紹介ができる、ということですよね。

③成功した時のイメージを持っている

自分が目指す先をイメージできているから、そこに向かってがんばれるものです。

成功の定義は人それぞれです。
経済的に豊かになること、社会をより良くすること、飲食店経営を実現していきたいこと、など。会社と個人では異なるでしょう。

成功した時のイメージとは、言い換えればビジョン・ミッションのことです。

『ミッションがない組織は、組織ではなくただの群れ』と、ピーター・ドラッカーは言っています。(マネジメントより)

ちなみに『マネジメント』を知りたい場合はこの2冊がオススメです。

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私がビジョン・ミッションを従業員に話す時は、ワンピースを例えに使っています。

『船長であるルフィーが「俺は海賊王になる!」という一切のブレがないビジョン・ミッションを掲げ、そこに賛同した仲間が集まり、次々と困難を乗り越えながら、どんどん強くなっていく漫画がワンピースである』と。

高校野球の例えもわかりやすくて、甲子園での優勝を目指すチームと、甲子園に出れたらいいな〜と思ってるチームではどちらが強いでしょうか?優勝を目指すチームの方がモチベーションが高く、練習にも身が入るので強いはずです。

成功した時のイメージを従業員に共有し、同じ価値観を持つことで、チームプレイが生まれ強くなるなのだと思います。

④飲食店を経営する理由が明確

繁盛店を運営している経営者は、飲食店を経営する明確な理由を持っています。

飲食店を開業すると多くの困難に直面しますが、独立した理由が明確であれば「ここでつまずいていられない!!」と自分を奮い立たせることができます。

また繁盛店への道は決して簡単なものではなく、遅咲きで繁盛するお店もあります。長い道のりだからこそ、明確な理由を持っている経営者は強いです。

⑤すぐに行動する

経営者の仕事は山ほどあります。山ほどです。

次々と仕事をこなしていかなければならない中で、仕事を先延ばしにすると後とでツケが回ってきます。

『やるべきこと、できることはすぐに行動する』のが繁盛している飲食店経営者の特徴です。

メールやSNSもめちゃくちゃ早いです(笑)

⑥決断が早い

飲食店を経営していると、大小さまざまな事に対して、次々と決断しなければいけません。

採用のこと、発注のこと、お金のこと、メニューのこと、サービスのこと、従業員からの質問や相談などなど。

判断に迷うことも多々ありますが、物事を曖昧にしておくことが一番よくありません。

もちろん慎重に決断すべきこともありますが、時間は待ってくれません。自分が決めたことには責任を持つ!という心構えで、素早い決断が重要となります。

繁盛している経営者は、バシバシ決断していくので見ている方も爽快です。

⑦困難にあっても絶対にあきらめない

飲食店の経営は困難の連続です。

近隣に競合の出店、売り上げ低迷、お客様からのクレーム、従業員とのトラブル、トレンドの変遷など、さまざまな困難が起きます。

繁盛している経営者はどんな困難があっても絶対にあきらめない力を持っています。これは飲食店経営者に限らず、ですね。

2019年10月に発生した台風19号の影響で宮城県丸森町が壊滅的な被害に遭いました。丸森町を拠点にジェラート屋、タピオカ屋を経営している友人の経営者も被害に遭い、事務所とタピオカ工場は半壊状態に。
普通なら諦めてしまうような状況ですが、絶対に立ち上がってやる!ピンチはチャンス!という気持ちで、多くの仲間に支えられながら再起しました。そしてクラウドファンディングにも挑戦しています。
https://readyfor.jp/projects/marumoriGM7

困難を乗り越えた先に、成功が待っています!

⑧ベストを尽くす

最後の8つ目、繁盛している経営者に共通していることは『最後の最後までベストを尽くすこと』です。

メニュー開発では「もうこれくらいでいいだろう…」と思うようなことでも、「まだ盛り付けをブラッシュアップできる!」と、最後まで手を抜くことはありません。

一緒に働く人にとっては暑苦しいぐらいが経営者としてちょうどいいのです。

「これぐらいでいい」と安易な妥協はせず、最後までベストを尽くすことが繁盛店への道です。(妥協のバランスは大事です!)

まとめ

繁盛店している経営者に共通する特徴、考え、姿勢についてご紹介しました。

『愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ』という言葉があるように、自分の経験をベースにしていくのではなく、すでに成功している経営者から学び、取り組んでいくことが大事です。

繁盛店への道は険しいものですが、一歩ずつ着実に進めていきましょう。

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この記事を書いた人

1987年生まれ、青森県出身。
新潟大学経済学部卒業後、外資系IT企業にてSEを経験。その後、コンサルティング会社を経て、2014年に地元青森で合同会社イロモアを創業。2017年に株式会社イロモアの代表取締役に就任し、青森と仙台に合計5店舗の飲食店を開業する。
事業が軌道に乗り始めた矢先に新型コロナウイルスが襲来。難しい選択を迫られる中、「全店舗閉店、事業清算」という苦渋の決断を下す。その背景を綴ったブログは140万PV超えを記録した。
2020年8月、株式会社グラバーを設立。「廃業支援」「中小企業コンサルティング」など倒産の経験を生かした事業をスタート。

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