元カフェ経営者の福井(@aomorio)です。
今日こんなツイートをしました。
カフェを経営するために一番必要なスキルは何だと思いますか?
— 福井👨🍳カフェ経営者 (@aomorio) June 14, 2019
・経営スキル
・調理スキル
・接客スキル
など…
私の答えは「経営スキル」です。
いくら料理がうまくてもカフェは経営できませんが、経営スキルがあれば料理下手でもカフェは経営できます☺️
いつの時代も衰えることのないカフェブーム。
カフェでまったりコーヒーを飲んだり、美味しいものを食べたり、友達とおしゃべりをしたりする時間は楽しいですよね。
そんな空間を自分で作りたいと思いませんか?
実はカフェを始めること自体は難しいことではありません。
カフェを続けていくことが難しいのです。
そのためにはある程度のスキルが必要になってきます。
そこで今回はカフェ経営を始める前に身につけておきたい3つのスキルをご紹介します。
これがなくては始められない!「経営スキル」

一番必要なスキルは「経営スキル」です。
開業して長期間お店を残していこうと思うならば、経営者として経営術を学ぶことが必要です。
お店が儲かる仕組みを知るために必要な財務知識
経理はもちろん簿記といった財務知識が必要です。
経営者ならば最低限、自分の店舗の貸借対照表(BS)、損益計算書(PL)は読めなければいけません。
お店がどのように儲かるのか、その仕組は簿記や財務について勉強するしかないのです。
いくら人気店であっても、人件費、材料費、水道光熱費、減価償却費をコントロールし、利益がどのように出ているのか理解できなければカフェを長く続けることは難しいでしょう。
とは言っても最初はみんな全くわからないものです。
取っ掛かりとして、マンガで読んでみることをオススメします。
お客様を呼ぶための宣伝
宣伝も経営に求められる大きな経営スキルの1つです。
お客様に来てもらうためにはお客様に知ってもらうことが大事ですよね。
ある程度、どんな宣伝方法があるのか知っておく必要があります。
経営者としての冷静な判断力と対応力
何より重要な経営スキルは、経営者として冷静な判断、臨機応変に対応し柔軟に物事を考えられることです。
ときには厳しい決断を強いられることも少なくありません。
そんな時でも感情的にならず冷静に物事を判断する力が経営者には求められます。
私もまだまだ勉強中で、経営者としていろんな経験をすることで身につくものだと思っています。
一見無駄に見えそうなことも良い経験になることが多々あります。
私の周りの経営者はすごく遊んでいる方が多いのですが、口を揃えて「遊びは大事」と言います。
ただしテキトーに遊んでいるのではなく常に「本気」です(笑)
そういう人生経験を通じて、経営者として成長していくのだと思います。
一口に経営スキルといっても求められることはたくさんありますので、まずは勉強しやすい簿記から始めると良いでしょう!
お客様に審査されてしまう!「接客スキル」

次は「接客スキル」です。
接客スキルが必要なのはカフェに限ったことではありませんが、これはお客様に一番伝わりやすいものです。
そして接客スキルが一番集客率を上げる効果的なものになります。
接客と言っても、難しく考える必要はありません。
基本は心をこめた挨拶
接客の基本は心を込めた挨拶です。
マニュアル的に「いらっしゃいませ」と言われてもそんなに嬉しいものではありません。
言われた方も「あ、この店はマニュアル的だな」とすぐにわかってしまいます。
「今日は雨の中、ご来店ありがとうございます。」と、一言心から感謝を申し上げることでぐっと嬉しい気持ちが増しますよね。
毎日の「おはよう!」に、プラスで何か言えるトレーニングをしてみましょう。
正しい言葉遣いに気をつける
言葉はその人の品格を表す、と言われるように、店員さんの言葉遣いはそのままお店の印象になります。
店員さんが間違った日本語や敬語を使っていたら、教育が行き届いていないその程度のお店と思われても仕方ありません。
- 1000円になります
- 1000円からお預かりします
- よろしかったでしょうか?
このような「バイト敬語」と言われる日本語は使わないようにしましょう。
染み付いた日本語は癖で使ってしまいます。
意識して使わないようにすることが必要です。
自然な笑顔で!
笑顔を見ると人は自然に幸せな気持ちになるものです。
作り笑いをする必要はありません。
普段から意識して、少し口角をあげて話すだけです。
笑顔が苦手という方も多々いらっしゃいますが、カフェを経営するなら避けては通れませんよ!
自然で優しい笑顔を向けられるように、日々トレーニングをしてみましょう。
お客様が求めていることを察知する細かい気配り
お客様が求めているものを察知できるように常に細かい気配りに気をつけることも接客スキルの1つです。
細かい気配りには周りを見る視野の広さ、相手の立場になって考える視点が必要です。
最初は難しいのですが、意識して取り組むことで徐々にわかってきます。
オススメは
- 合コンに行きまくる(笑)
- 高級店に言って最高のサービスを受けてみる
勉強になりますよ!
この本、業界は違いますが、私にはすごく勉強になりました。
当たり前だけど意外とできない!「掃除スキル」

そして最後に必要なのは「掃除スキル」です。
意外と見落としがちなスキルです。
飲食店として衛生面をしっかりするということは当たり前なのですが、カフェは定食屋などと違う面があります。
カフェは美しくなければいけない
ただキレイにするだけではなく「美しく」ということに気をつけなければいけません。
カフェの一番の特徴として静かな空間で落ち着いているということが挙げられます。
お客様もそれを求めている方が大半です。
客席から見える厨房や食器の陳列ががさつだったらどう思いますか?
なんだか残念な気持ちになりますよね。
厨房の方から「ガチャガチャ!!!!ドンドン!!!!!」
雰囲気ぶち壊しです。
普段から美しく整理整頓をする癖を身に着けておきたいものです。
「美しさ」がきちんとしているということは細やかな部分にも配慮ができているということです。
好感度がアップすることは間違いありません。
掃除には「素早さ」「丁寧さ」が必要
しかし美しさ、正確さを求めすぎて早さが追いついていなければ意味がありません。
飲食店の仕事は時間との勝負です。
特に営業時間外は素早く、丁寧に掃除をしましょう!!
だらだらやっていては何時間あっても足りません。
普段の掃除から心がけていくと自然に身についていくでしょう。
まとめ
カフェを経営する上で必要なスキルとして、特別に勉強しなければいけないことは「経営スキル」です。
残りの2つのスキルは自然と身につけていくものなので普段から心がけていくと良いでしょう。
カフェ、コーヒーが好きという気持ちだけでは長くは続いていきません。
お店の切り盛りをしつつ、笑顔で挨拶をする、周りに気を配る、清潔感を保つ。
たくさんあって難しいと思うかもしれません。
しかし、スキルは地道にコツコツと積み上げることができるものです。
このための努力は裏切りません。
1つずつしっかりと身につけてお客様に愛されるカフェ作りを目指しましょう。
コメント